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草原の上を私は駆けていた。
夕日が膝の上までに掛かっている草々を赤く照らしている。
駆けているといっても、何かに追われているわけでも、逆に何かを襲おうとしているわけでもなかった。
私が走っているその先に見える一つの人影。
私はそれに向かって走っている。
その影は次第に大きくなっていく。
夕日による逆行ではっきりとは見えないが、それは長い髪をしたある女性の後姿だということがわかる。
それが目の前までに近づいたとき、私の体は小さく飛び上がり。

「つかまえたぁ!」

私はその影に抱きついた。
後ろからその影を両腕で抱きしめた。
顔に黄色の後ろ髪が当たる。それはほのかにレモンの香りがしていた。

「もう・・・やんちゃな子ね・・・」

その影はふと振り返ると、私の頭を撫でながら、私の体を正面に寄せた。
私は顔を見上げると、涙が出そうになった。

「お母様・・・」

忘れることはない。もうこの世にはいないお母様の笑顔。
感極まって私はお母様を抱きしめた。
やわらかくて暖かい・・・
私が勇者として旅立つ前に流行り病にかかって死んでしまったお母様の温もりを感じる。

「ねえ!お母様!!剣の稽古がんばったよ!これでお父様のように勇者になれるよね?!」
「おやおや、また剣の稽古に行ってたの?何かにつけて修行に明け暮れるのはあの人にそっくりね・・・」
「お父様はいつになったら帰ってくるの?」
「そうねえ・・・あなたがいい子にしてるときっとすぐに帰ってくるわよ・・・」
「うん!がんばる!それまでお母様は私が守ってあげるね!」
「ふふ頼もしいわね。」

私の幼い頃、お母様を迎えに行ったときの話だ・・・
よく昔こうやって剣の稽古をした後、野菜を取りに行っているお母様を迎えに行ったっけ・・・
なぜ今頃・・・

いやひょっとして今までのが夢だったんだ。
お父様がそのまま帰ってこなかったのも
お母様が死んだのも。
私が勇者として魔王討伐に向かったのも。
でその結果、魔王に討ち取られたのも。
すべて夢だったんだ。

今日も家に帰って、お母様と一緒にご飯を食べて、お母様に添い寝してもらって、
明日も強くなるために、剣の稽古に励むんだ。

「さあ、一緒に帰ろ!」

お母様の手を取り、自分が走ってきた来た方向へ戻ろうとする。

どこに行くのかえ?

私の首もとに何かが触れる。
それは褐色の指。
私の首元から胸元に沿うようにそれは動いてきた。
私の視界に指が入ると、それはあっという間に手になり、そして腕になり、私の体を抱き寄せた。

「わらわを置いてどこに帰るつもりなのかえ?」

あの声が耳元でささやかれる。

消えて・・・
夢だったはずものよ、消えて・・・

私は振り返る。そこにいたのはあの魔王だった。
しかし、その大きさはお母様と同じぐらいの大きさだった。
密着させられている魔王の体からも柔らかい肉の感触と温もりを感じた。
これも夢ではないの・・・?

「私は帰るの・・・!お母様と一緒に帰るの!!」
「母?わらわのことじゃろ?」
「だれがお前なんか!」
「ふふ、でもわらわとの母娘の証はちゃんとあるぞよ?」
「何ですって!」
「自分の体をよく見るがいい」


自分の体を確認してみる。それは幼い裸の体だった。
嘘・・・あのときの私はちゃんと普通の服を着て、お母様と帰ったのに・・・
さらに自分の体を観察してみる。

どくん・・・どくん・・・

お腹の辺りに管がある・・・

「何これ・・・」

どくん・・・どくん・・・

その管は定期的に微動して、管を通して何かを私の中に送り込んでいる。
私のお腹から出ている管に沿って視線をやる。お腹から出ている管は一度は垂れ下がりはするが、すぐに上向きに伸びる。
それは魔王に向かって伸び、褐色の両太ももの間を通って、その先は魔王の股間に消えていた。


「わらわとおぬしの間にあるこのへその緒が証じゃ。」

魔王はさらに私を抱きしめ、耳元でささやく。

「もうお主はわらわの娘なのじゃ・・・」


どくん・・・どくん・・・

管は私が驚愕しているその間にも「何か」を私の体の中に送り込んでくる。
その「何か」によって、私の体の中が熱くなってくる。
「何か」によって私の体の中から弄られる感じ。
それは外見にもすぐに表れる。


私の肌の色が次第に黒ずんでいく。
髪の色が赤みを帯びていく。
私の体の肉付きがよくなっていく。
胸、尻、太もも、肩がすべてこれまでと一回り二回りと大きくなっていく。

「た、助けてお母様!!」


魔王に抱かれている中、私は情けなくも夕日に照らされているお母様の方に手を差し出す。
しかし、お母様は何もしない。

「お願い助けて!!」

私の声に気づいたのか、お母様がようやく振り向いた。

「あなた・・・誰?」

冷たい目をしてお母様はこう言った。
私の記憶に一切ないお母様の冷たい目。

「じょ・・・冗談よね・・・」
「さようなら」

お母様は私をその場に置いて帰っていく。
私はお母様に見捨てられたの・・・?

「さあ、わらわたちも帰ろうかの」


もう私は帰れないの・・・?お母様と一緒の生活に・・・
そうよね・・・もうこんな体にされて・・・戻れるわけないよね・・・
管によって変えられてしまった自分の黒ずんだ手を見る。

「わらわの胎の中へ帰るんじゃ・・・んんん・・・」

魔王は下腹部に力を入れると、股間から伸びている管はその中に吸い寄せられていく。
魔王の秘裂は愛液を垂れ流しながら、管を奥のほうへ収めていく。

つんつん・・・

魔王が下腹部に納めようとしている管は私のお腹につながっているので、
その引っ張ろうとする感覚がお腹に伝わってくる。

「嫌・・・帰りたくない・・・」

ぐぃ・・・ぐぃ・・・

魔王の秘裂に引っ張る力は次第に強くなっていく。
引っ張られまいとお腹に力を入れ、私は抵抗した。

「んんっ!」

魔王はさらに力を入れた瞬間、私の視界は大きく歪められた。
吸引する大きな力に私の幼い体は吸い寄せられる。目の前に巨大な太ももが接近したと思うと
今度は巨大化した魔王の秘裂が現れ、私はその中に飲み込まれてしまった。

ずにゅう!!!

ぬめぬめした桃色の肉に挟まれながら、私はさらに奥に引っ張られて・・・

「おかえり」

魔王とお母様の声が聞こえたような気がする。
私の視界はここでブラックアウトした。




次の瞬間、私の意識は元の世界に戻された。
そうやっぱりあれは夢だった。
元の世界の私はまだ魔王の卵管の中で漂っていた。



つづく

テーマ:えろっち小説 - ジャンル:サブカル

へその緒から何かを送り込まれて急成長&悪魔化するシーンに萌えました
いいですねー。
[2009/05/20 Wed] URL // unyu #- [ 編集 ] @

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